こんにちは。ブログ主です。
ブログ「逗子ぐらし」(2020.10までのブログ名)をご覧いただき誠にありがとうございます。
ここでは、私が逗子に引っ越してきた経緯と実際に逗子で暮らしてみて良かったところを率直に書き出してみようと思います。
名付けて、「逗子暮らしのすすめ」であります。
とにかく海が見える生活がしたい!
20代の頃は、東京で暮らしていました。
睡眠時間を削りに削ってがむしゃらに働き(遊んだ)おかげで、ある意味生活は充実していました。
しかし一方で、満たされない何かを感じ、モヤモヤする気持ちが確かにあったと思います。
東京で暮らすことが当たり前だと思っていたし、物質的な豊かさを追い求めることに価値を感じていました。
今でもその時の生き方を否定するつもりはありませんが、30歳を過ぎた頃からでしょうか。
年齢を重ねるに連れ、だんだんとその気持ちが変わってきていました。
これは2013年夏に買った雑誌です。ちょうど仕事を辞めて、転職活動をしている時に手に取りました。
当時からすでに“スローライフ”なんて言葉はとっくに知れ渡っていましたが、真剣に考えたのは初めてのことでした。
実は以前から湘南暮らしを夢見てはいたものの、なかなか踏み出せずにいたのは確かです。
千葉の内陸育ちの私は、海を見るだけでもテンションが上がるんです。
そして、とうとう葉山で仕事を見つけたのが2014年2月のこと。
はじめは鎌倉で物件探しをしていたのですが、通勤しやすい場所を探した結果、逗子に住むことに決めました。
葉山の物件も見学しました。でも、やはり逗子がベストでした。
というのも、電車が通っていない葉山にまで住居を移せば、東京(やそれまでのコミュニティ)から切り離されてしまうと思ったからです。
当時はまだ独身でしたからね。。。
その点、逗子なら東京まで出やすい。裏を返せば、東京からも来やすいということです。
しかし、何度か遊びに来たことはあったものの、まさか自分が逗子で暮らすことになるなんて思いもしませんでした。
逗子のいいところ① 都心に出やすい
ちょっとしたローカルライフを楽しみながら、東京勤務もできてしまう。それが逗子の魅力の一つです。
電車の便が良いところは、逗子に住む誰もが思っていることです。
実際、私も当初は東京都杉並区から電車を利用して出勤していました。
JR湘南新宿ラインの終点にもなっている逗子ですが、同時に始発駅でもあります。
ですので、通勤時は(時間を選べば)都心まで乗り換えなく座って通うことができます。これは大きいですよね。
例えば、逗子〜渋谷間なら所要時間は1時間もかかりません。
つまり、下手すると東京の郊外から通うより手軽だということです。
さらに、逗子には京急線も走っています(2020年3月より「逗子・葉山」駅へ改称)。
天候・災害に弱いJRと比べて、京急線が運休することは滅多にありません。
また、駅から海岸まで徒歩圏内であるため、家族や友人を遊びに誘いやすいです。
逗子のいいところ② マリンスポーツが楽しめて素敵なイベントが盛りだくさん
海のそばで暮らすとマリンスポーツが身近になります。
逗子ではウインドサーフィンとSUPが特に盛んですが、カヤックやディンギー、ダイビングも楽しめます。
私のように、30歳を過ぎてからサーフィンを始めることだって可能です!
残念ながら逗子の海は波が穏やかなので、サーフィンをするのはたいてい鎌倉ですが。
それでも、年に何度かは逗子でもサーフィン向きの波が立つことがあります。
葉山まで行けば、シュノーケリングを楽しむことだってできますし。
そう、葉山や鎌倉の海へも自転車で遊びに行けてしまうのが、これまた逗子の魅力と言えましょう。
まだまだあります。逗子海岸では毎年、素敵なイベントが沢山行われています。
花火大会に始まり、今やGWの風物詩になった逗子海岸映画祭が続きます。
海水浴場は言うまでもなく、ナイトウェーブや流鏑馬(やぶさめ)といった行事も定期的に開催されています。
その他、各コミュニティが主催する地域ならではのイベントが盛んな所も逗子の特長です。
逗子のいいところ③ グルメに事欠かない、優雅で美味しいお店がいっぱい
逗子は小坪に漁港を持っています。
そのため、新鮮な海産物がその場で食べられますし、三崎や長井、佐島の海産物も多く流通しています。
小坪の周辺には、行列必至の人気店や優雅な飲食店が点在しています。
最近はアカモクという海藻が美容に良いことが知られるようになり、産地である小坪も注目されています。
また、奥に見える逗子マリーナはリゾート地のような空間となっていて、相模湾の絶景を望めます。
もちろん、わざわざ海まで行かずとも駅周辺でも美味しい海産物が食べられます。
オーシャンビューが楽しめるオシャレなカフェ&レストランも豊富です。
当ブログでは逗子のみならず、鎌倉・葉山エリアも含めて沢山のグルメ記事を掲載しています。
是非、参考になさって下さい。
逗子のいいところ④ 海だけでなく豊かな山地にも恵まれている
逗子といえば「海」が代名詞みたいに思われがちですが、実は山などの自然も多いんです。
池子の森や二子山、田越川には生き物が豊富ですし、ホタルの名所だってあります。
こちらは、葉山町との境にある森戸林道の写真。ここも逗子です。
市内には、京急電鉄や逗子市が推奨するハイキングルートがいくつもあります。
また、場所がら鎌倉に隣接している関係で、神武寺や名越切通に代表される歴史的な史跡も少なくありません。
最近はなんと、桜山に古墳が見つかったとかで整備が進められています。
とにかく逗子に住んでからというもの、この町の奥深さに驚いています。
話は少しそれますが、逗子には農地がないものの、市が貸し出している農園を借りて野菜を育てています。
畑の模様も日々アップしていますので、良かったら農園ページもご覧下さい。
東京に住んでいた頃はプランターが精一杯だったので、大自然からの恩恵を存分に実感できるようになりました。
ライフスタイルを変えたら生活が豊かになった
逗子に移住してからというもの、自然と新しい趣味が増えました。
「海が近い」という利点を存分に生かせるので、生活が豊かになったと思います。
畑を始めた事で、自分で育てた野菜を食卓に並べることはもちろんのこと。
逗子周辺は釣り場にも恵まれていますから、釣った魚を捌いて食べる楽しみもできました。
正直、収入は減りましたが、お金をかけないで工夫する生活っていうのもなかなか面白いものです。
無駄なものを買わなくなりましたし、「こんなに安く済むんだ!」という新しい発見の連続です。
今振り返ると、東京時代は随分もったいない暮らしをしていたなあと感じます。
では実際の生活、暮らしやすさはどうなの?
これまで、逗子の良いところばかりを書き連ねてきました。
では、実際の生活はどのようなものなのか、正直に書いてみようと思います。
こちらは家賃相場です(ホームズ調べ)。
これを高いと見るか妥当と見るかは、人それぞれだと思います。
私の場合は、東京の一人暮らし(1K家賃80,000円弱)からの転入だったので、さほど違和感はなかったです。
ただ、郊外なのに決して安くはないんだなと言うのが、正直な感想でした。
他の近隣地域と比較すると分かりやすいですね。ご覧の通り、やや高めです。
都心ではほとんど聞かなくなった、部屋を借りる際の礼金制度が残っている場所もあります。
しかしながら、逗子の町もピンキリです。ちゃんと探せば、安い物件は確実にあります。
一方で、国民健康保険の年間保険料においては、神奈川県で最安地域となっています。*国民健康保険計算機より
二つのモデルケースのいずれについてもトップを飾っています。
安いスーパーマーケットもあります。
逗子市民なら誰でも知っている「オーケーストア:逗子店」は庶民の味方。私たちもよく通っています。
ドラッグストアは至る所にありますし、コンビニも同様です。
ただ商店街は大船や横須賀などと比べると、さすがに引けを取りますね。
なくて不便なのは、大型ホームセンターがないこと。
ショッピングモールなどもありません。書店も減りました。
いざという時は、横須賀や藤沢まで出かける必要があります。
ただし、逗子の特徴は周辺地域に出やすい地の利があることです。
鎌倉や葉山なんかへは自転車で十分です。浜風に吹かれながら、気持ちの良いものですよ。
なので、車はあるとなお結構ですが、なくても十分生活可能です。
それでも逗子暮らしをススメます!
実際生活してみれば、欲がキリなく出てくるものでしょう。
あとは自分のライフスタイルのどこに重きを置くか、にかかってきます。
6万人にも満たない小さな町ですが、そこかしこに東京生活では感じられなかった魅力が沢山詰まっています。
東京と比べて虫がデカかったり、潮風で自転車がサビやすかったり、細かい話はそりゃああります。
不便な面もありますが、インターネットが進化した今の時代です。
レンタルビデオも小さなショッピングもパソコン一つで解決できるようになりました。
それらを考えれ合わせれば、天秤が傾く方向は言わずもがなとなるはずです。
将来的に本格的な田舎暮らしを検討している方にも逗子はオススメだと思います。
都会の生活に慣れた人間にとって、田舎暮らしは思いつきで飛び込めるほど簡単ではないようです。
その準備体験として、東京と身近なこの町にまず住んでみるというのも良いでしょう。
2020年、世界で猛威を奮っている新型コロナウイルスの影響で、人々は働き方を含めライフスタイルの見直しを迫られています。
同年6月の調査では逗子・葉山の注目度が上がっているとの報道がありました。
仕事に住まいを合わせる暮らしから、住まいに仕事を合わせるそれへと時代は変わってゆくことでしょう。