3月のひょうたん栽培から始まった、スピーカー作り。
今回でいよいよフィナーレです。
ただし、今回のスピーカー作りは失敗や間違い?が多いです。
収穫後、いきなりワタを掻き出すやり方は、間違いだったようです。
水に浸していないので、表面の薄皮が取れていません。
乾燥が進むにつれて、みるみる変色し、しぼんでしまいました。
おまけに、お尻の切り口がめくれあがって破れてしまいました。
代わりのひょうたんはもうないので、取り返しがつきません。
諦めかけましたが、失敗覚悟で無理くり修復することにしました。
土台と本体の隙間をエポパテで埋められれば、なんとかなるでしょう。
パテを整形する上で役立ったのが、なんと外灯のガラスカバー(笑)。
球体の大きさがひょうたんのお尻とぴったり。柔らかいパテを固定し、任意の厚みを保つことができました。
続いて、お尻と土台の接合部分を整形します。
可能な限り、隙間をなくすように頑張りました。
土台の表面に麻布を張り、スピーカーを取り付けます。
ここでも、エポパテが活躍します。
ひょうたんの上のコブには、吸音材としてウレタンを詰めます。
ケーブルは、4芯式を選びました。
そしたら、ケーブルとスピーカーを接続します。
半田付けは記憶の限りでは初めてですが、ちゃんとできました。
土台と本体を接着、先端の穴とケーブルも同様に。
片側15Wのステレオアンプにモノラル変換ケーブルを挿して鳴らします。
いよいよ、感動の瞬間。初視聴の曲は、ドラクエのオープニングで。
音量は十分、音質はまあまあです。そして、図らずもひょうたんの変色した色合いが吹き抜けの天板と調和する結果に。
足掛け7ヶ月に亘る“ひょうたんスピーカー”作り。
数々の失敗を乗り越え、試行錯誤を繰り返した成果です。天から鳴り響く音を聴いた瞬間には、胸に迫るものがありました。
思うような形にはできませんでしたが、立派にエンクロージャーの役割を果たしてくれています。
私たちの生活に、思い出深い「音」が加わりました。
関連記事:
・目指せ!自家製ひょうたんスピーカーへの道① -ひょうたんを育てる
・目指せ!自家製ひょうたんスピーカーへの道② -収穫から種抜きまで
・目指せ!自家製ひょうたんスピーカーへの道③ -アク抜きと乾燥
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