当ブログでは、普通は好まれない珍しい魚の実食にトライしてきました。
例えば、ゴンズイ、タカノハダイ、アイゴなどです。
今回は、「ボラ」の実食にトライします。とある筋から手に入りました。
ボラは実は美味しい魚として知られていますが、魚屋さんで見かけることはないですよね。
以前、東京湾で一度釣れたことがありましたが、当時は知識がなく。
リリースしてから激しく後悔したことを覚えています。
「へそ」と呼ばれる胃の幽門部は珍味として知られ、卵巣はカラスミの原料です。
身は美しく脂乗りが良いです。秋から冬が旬らしいです。
まずは刺身にしてみました。皮目の色が真紅色かつ光沢があり、驚くほど艶やか。
初日の生食は、ムチムチっとして歯応えがあり、石鯛に似た食感でした。
言い忘れましたが、臭みはゼロです。ていうか、高級魚の部類です。
そりゃあ、ボウズコンニャク氏が絶賛するわけだ。『市場魚貝類図鑑』
数日置いて再度生食。旨味が増して食感が柔らかくなり、さらに旨い。
火を通しても美味しかったです。揚げても煮ても。
あら汁に浮き上がる脂がスゴイ。まるでラーメンスープのようです。
そして、煮込んだカマが口の中でほろほろと溶けててゆく。
産卵期は10月〜1月。今回の個体の卵はまだ小さかったです。
機会があれば、自家製カラスミを作りたいものです。
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