先日、葉山のボート釣りへ行った際。
“海のギャング”こと、ウツボが釣れてしまいました。
イシダイやコブダイ釣りの仕掛けを喰ってくるウツボ。
捌くのが厄介ですが、実は美味しいことで知られます。1度トライしたことがありました。
今回のは、2.2kgのメートル級です。
いいサイズなので、もう一度食べることにしました。
骨の並びが複雑なので、やはり苦戦しました。
皮のゼラチン質が特徴で、鶏肉と似ていて美味です。
で、ウツボのアラで出汁を取ってる最中にふと思ったのです。
頭部を標本にできそうだな、と。こうして、初めての標本作りが始まりました。
煮込みすぎたので骨が所々外れてしまいました。本来は80度くらいで肉をほぐすそうです。
その後、薄めたパイプユニッシュに数時間漬けました。
背骨から脳へ続く穴の中に凝固している血液を取り除くのは困難です。
ここで血抜きで使用している水圧ノズルが役立ちました。
乾燥したら、ピンセットで隙間に残っている肉をカリカリ取り除きます。
骨の奥など、意外に取りきれていないものです。
消臭と最終の除肉を兼ねて、10倍に薄めたハイターに短時間漬けました。
最後に、接着剤で骨をくっつけて頭蓋骨を再現します。
思い付きで始めたので、骨の欠損が所々ありますね。
まあ、こんなもんでしょう。
歯が無いように見えますが、噛まれたらとんでもないことになります。
失礼かもですが、顔のわりに骨が小さい。
骨を透かしてみました。脳天周りのプヨプヨには骨がないからですねえ。
以上、初めての標本作り。ややハマりそうな予感。
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