初めての庭先養鶏を始めて、もうすぐ1年が経とうとしています。
楽しくも絶えず問題は起こり、試行錯誤の日々です。
卵が貴重品となって久しい今日日、自然卵を毎日食べられるのはとてもありがたいです。
真冬にやや落ち込んだ採卵率でしたが、春になって元に戻りました。
卵を採ることが第一の目的なので、我が家にはメスしかいません。
メスは、オスみたいに早朝からコケコッコーとは鳴きませんし。
だから、騒音面においてもメスを飼うのがちょうど良い。
ただし、産卵直後に限って大声で鳴くことがあります。でも、それはご愛敬のうち。
と、こ、ろ、が。
こうした事前情報と異なり、実際はそんな甘いものじゃありませんでした。
成鶏になった頃からでしょうか。夜が明けると、「早く、小屋から出せ!」と言わんばかりにガーガーガーガー鳴くようになりました。
普段は庭で放し飼いしているからなのか、やたらと小屋から出たがるのです。
そんなこと、本やネットにも書いてありませんでした。
これが、思ってたんと違うこと①です。
夜はとっても静かです。それがせめてもの救い。
ニワトリは、いわゆる“鳥目”なので、暗い時間帯は小屋の止まり木でじっとしています。
日が短い真冬については、半日以上をこうして過ごします。
そのせいか、夜が明けると、待ってましたとばかりにガーガーガーガー。
さすがに、コケコッコ〜とは鳴きませんが、こりゃたまらん。
初めは07:00だったのが、06:30になり。やがて06:00になり。
今では05:30前に鳴き始めるようになりました。
自分たちだけなら我慢できますが、ご近所さんのことを考えるといたたまれないので、早起きして小屋を開けてやっています。
小屋から出れば、一旦は鳴き止みます。
「一旦」と書いたのは、今度はエサを求めて鳴き始めるからです。
外から姿を見られると騒がれるので、エサ作り中は障子を閉めています。
しかし、いるのがバレると、窓の前に寄って来て催促し始めます。
窓を小突いたり、時に体当たりすることも。
これまで、色々と対策をして来ました。
例えば、夜のうちに朝用のエサを置いておく。—これは、無駄にゴキブリを小屋に呼び寄せてしまうだけ。虫が付かない配合餌や米でも、慣れてしまうと効果がなくなる。
結果、ニワトリをしつけることはできない。つまり、朝鳴きを止める方法は「ない」と結論しました。
やむにやまれず、小屋に防音対策を施すことにしました。
風通しを考えた自慢の小屋でしたが、これじゃ鳴き声がダダ漏れです。
お隣さんに面した部分を、ベニヤとマットで塞ぎました。
なお、マットはめくれるようにしてあります。
防音素材を使っているわけではないので、効果に自信はありませんが。
一応、施工後は30〜50db程度で落ち着いている?ようです。
しばらくはこれで様子を見てみようと思います。
関連記事:
・【まとめ】DIYしたニワトリ小屋をご紹介① -ニワトリ小屋ができるまで
・【まとめ】DIYしたニワトリ小屋をご紹介② -小屋の全貌をお見せします