サイトアイコン 逗子ぐらしのち葉山ごもり

憧れの庭先養鶏、思ってたんと違うこと② -チキントラクターならぬガーデン・デストロイヤー

5羽の雌鳥(メス)を飼い始めて、もうすぐ1年が経ちます。

楽しくも絶えず問題は起こり、試行錯誤の日々です。

のどか〜

毎日手に入る自然卵はもちろんのこと。

鶏が庭をひょこひょこ自由に歩き回る光景は、かねてからの憧れでした。

ガーガーガー!

しかし、良いことばかりではありません。相手は動物です。
いくつか思ってたんと違うことが起きています。
1つは、前回書いた鳴き声問題。メスといえども、やかましいです。

去年の庭

そして、もう1つ困ったこと。庭とか畑の問題です。
庭先養鶏に関する書物を読むと、「鶏が雑草を食べてくれるので草むしりの必要がなくなる」なんていう極めてピースフルな記事をよく目にします。
我が家も庭の雑草には手を焼いていたので、ちょっと期待していました。

ヒナ時代

でも、実際は庭に放してもそんなに草を食べませんでした。

それは、ヒナの頃のお話です。

食いまくる

それが、成鶏になってある時から猛烈に草を食べ始めました。
みるみるうちに草はなくなり、地面を掘り起こすまでになりました。
庭木や果樹の根っこを守るのに苦労しました。

掘った跡

ブロックや飛び石の際は、徹底的に掘り返します。
この辺りは、小虫が多くいるのでしょう。鶏は虫も大好きです。
たまに大きなムカデを見つけては、みんなで奪い合っています。
おかげで、庭は荒れ放題ですが。

かじった跡

庭から聞き慣れない音がしたので、駆けつけてみると。
なんとエアコンホースを突ついていたこともありました。
中のスポンジが目当てのようです。
こんなこと、本やネットにも書いてありませんでした。

無残な庭

最も草が減る季節、冬。
庭からは緑が消え、穴ぼこだらけの地面から土ぼこりが舞う2月。
定期的に近くの山へ草を取りに通うも、穴掘りは止まず。
ついに畑のネットも突破され、冬野菜は全滅となりました。
その後、畑にはバリケードを設置し、対策を施しています。*該当記事

よく移動式のケージを設置して“チキントラクター”なんて呼びますが。

我が家の鶏たちは、言うなれば“ガーデン・デストロイヤー”なり。

ヒメイワダレソウ

そこで、クローバーをやめて、ヒメイワダレソウを庭に植えることに。
繁殖力が強く、かつ鶏が好まないという奇跡の下草です。
鶏にバレないように、点々と数カ所に分けて植え付けました。

さっそく掘られた

しかし、翌日。
努力を嘲笑うかのようにピンポイントで掘り返されました。しかも、食べてるかも。
植えた場所だけどうしても土が柔らかくなってしまうので、やられてしまいます。
以上、養鶏を始めたいという方に知っておいて欲しい現実でした。

関連記事:
憧れの庭先養鶏、思ってたんと違うこと① -雌鳥(メス)だってやかましい
家庭菜園復興計画 -卵を得て野菜を失う

モバイルバージョンを終了