「鳥」という生物は、身を守るために木の上で眠るように仕組まれています。
ニワトリも例に漏れず、成鶏になる前に止まり木で寝るようになります。
ヒヨコの時は、育すう箱の床でぼた餅みたいに眠ります。本当だったら、親鶏の羽の中ですね。
では、中ビナとなって小屋へ移した途端、急に止まり木で寝るかと言ったらそうもいかないわけで。
実際、小屋へ引っ越してから今まで、産卵箱で夜を明かしていました。
親鶏と一緒に育っていない場合は、人間が教えてやる必要があるのです。
で、そのタイミングが生後60日齢辺りだそうで。2羽はもうリミットです。
新しい止まり木を追加するなどして、環境を整えてやりました。
加えて、これまでの寝床である産卵箱を塞ぎました。
半ば強制的な試みに対して、ヒナたちはどういう反応を示すのか。
我が家の小屋には監視カメラを設置してあります。
これで一晩、2羽の動きを見守っていきます。
夕食後の18:30過ぎ、さっそく止まり木を行き来して鳴いています。
飼い主が現れるのを待っているような動きです。
日没間際の18:50、いつもの寝床に入れず困った様子で鳴き続けています。
やむにやまれず、一度小屋へ行って、大好きなぶどうをあげました。
日が没した19:00過ぎ、何かを悟ったかのように新しい止まり木に座りました。
どうやら、ぶどうを食べて納得してくれた?ようです。
地面で右往左往してしまうかと心配していましたが、本能ってスゴイですね。
20:00過ぎ、止まり木で眠っている2羽を確認。その後、朝まで動きなし。
明けて翌朝。いつものように、余った餌を漁っている2羽を確認。
何の助けもせず、一晩で止まり木で眠ることを覚えてくれました。
あとは、成鶏になるだけ。飼い主が教えることは、もうないかな。
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