サイトアイコン 逗子ぐらしのち葉山ごもり

【逗子景勝十選】60年に一度だけ花を咲かすリュウゼツランが「浪子不動(高養寺)」前の園地で咲いていた

 

徳富蘆花の小説『不如帰』の舞台となったことで知られる浪子不動ですが、正式には高養寺と言います。

逗子海岸と合わせて逗子景勝十選の一つになっています。

浪子不動といえば、この角度からの風景が定番ですね。披露山ハイキングコースから撮影しました。

当日は8月18日(金)の夏真っ盛りで、海水浴やマリンスポーツを楽しむ人々で逗子海岸は賑わいを見せています。

お寺からは逗子湾に置かれた不如帰の石碑が見れます。蘆花の兄、徳富蘇峰の筆によるものです。

兄弟そろって逗子にゆかりのある方々なのであります。礎石の下には筆と硯が納められているのだとか。

もともとは、あの弘法大師が不動尊を岩窟内に祀ったのが浪子不動の始まりだそうです。

小坪の漁船を暴風雨から護るお不動様として浪切り不動白滝不動と呼ばれて信仰されてきました。

それが明治になって小説がヒットしたことにより、ヒロイン浪子の名前をとって浪子不動と呼ばれることになったのです。

ところで、お寺の前には浪子不動園地と名付けられた芝生ゾーンが設けられています。

実は当日、この場所で珍しい現象が起こっていたとは知る由もありませんでした。

こちらは不動前から逗子海岸を撮った写真です。

赤い丸で囲った所に珍しい現象を起こしていたある植物がありました。

その名をリュウゼツランと言います。漢字だと竜舌蘭と書きます。

なんでもこの花は50年〜60年に一度しか咲かない非常に珍しい植物なのです。

7~8メートルの高さまで花茎を伸ばし、黄緑色の花を咲かます。

残念ながら撮り逃してしまったので、逗子市の公式Photagramから転載させて頂きました。

まだ咲いているかもしれませんので、興味のある方は浪子不動まで急いで下さい!

なんせ下手をすると、次の見頃は2077年ですからね。

画像の転載元:@zushi_official
http://photagram.org/media/BXKHQ40hfcq
http://photagram.org/media/BXMXbtkF4xr

関連記事:
読書の秋、逗子が舞台の小説『不如帰』(徳富蘆花著)を読んで知ったタイトルの由来に驚き

 

モバイルバージョンを終了