屋根裏の断熱材を付け終え、天井に貼る板材を手配してもらいました。
つまりはこの板の木目なり模様なりが、下から見える板になるわけです。
部屋の印象を決める上で大事な工程です。
約3.7mの杉板が45枚。このまま貼り付けては芸がない。
私たちは柿渋で染めることにしました。
防虫・消臭効果がある天然素材として、最近見直されています。
まずは板の表面にあるざらつきを取ります。
これは電動のサンダーを使った方が断然効率的です。
そしたら、2倍に希釈した柿渋で染めていきます。
板が反り上がった時のために、側面も塗っておきましょう。
とここで、作業中断。やすりがけしない方が杉の荒々しさが出ていて良いとのこと。
これは妻の判断です。私は、そっちの方が楽だから同意しました。
塗り終えたら、天日干しします。
乾くと色がだんだん薄くなっていきます。
45枚を塗り終えた時にはもう日が落ちていました。
雨の予報が出ていたので、室内に移動して泥のように眠りました。
翌朝、板の状態を確認するとこんな感じ。
真ん中の板が塗る前の状態。それと比較すると、染まっていますね。
柿渋は時間が経つにつれて色味が増してくるそうです。
なので、重ね塗りするべきか判断に悩むところです。